高齢になると高血圧になりやすい原因は、血管の老化があります。 年齢を重ねるとともに、血管の壁の弾力が衰え、失われて、硬くなり、収縮期血圧が高くなります。 そして、拡張した大動脈が元に戻ろうとする力が、若いころと比べると弱くなります。 さらに、心臓から送り出される血液の量も減るため、拡張期血圧は低下します。 したがって、高齢になると収縮期血圧と拡張期血圧の差が広がります。 このような状態は、動脈硬化を進行させて、心筋梗塞や脳卒中を発症する危険性を高めてしまいます。 ですから、きちんと血圧を下げる必要があります。 薬物療法で血圧を下げることはできます。 しかし、高齢になると薬の効果が得られない場合もあります。 そこで、運動が重要になります。...
運動をすると末梢の血管が広がります。 そして、血流がよくなり、全身の血流も改善されます。 すると、「血圧低下」「心肺機能の向上」「筋力を保つ」などの効果も期待できます。 血圧を下げる運動とは、次のようなものです。 運動の種類・・・大きな筋肉を動かす有酸素運動が適しています。 具体的には、「ウォーキング」「水中のウォーキング」「サイクリング」などです。 運動の強さ・・・目安としては、息が軽くはずむ程度です。 他の誰かと一緒にウォーキングをするときは、歩きながら会話ができるくらいが良いです。 運動する時間・・・1日40?50分くらいの運動を週4?5回行い、合計200分くらいを目安に行います。 運動を行うにあたって、まとめてやらなくても良いです。 20分くらいずつ小分けにして行っても効果はあります。 午前と午後に分けるなど工夫をしてみてください。...
運動の1つである手軽に行えるのが「ウォーキング」です。 「距離」「速さ」を自分で調節ができるので、高齢者にもおすすめです。 次に効果的でより安全なウォーキングをするためのポイントをまとめました。 1.大きく腕を振って歩きます。 本来、歩くときは、上半身の筋肉はほとんど使用しません。 ですから、意識的に大きく腕を振って歩きます。 すると、上半身の筋肉も使い、全身の血流を良くさせます。 2.平たんな所を選び、歩きます。 階段や坂道を歩くと膝に負担がかかります。 ですから、できるだけ平たんな所を選びます。 3.つま先を上げて歩きます。 数cmの段差でもつまづいてしまうことがあります。 転倒防止のためにも、しっかりとつま先を上げて歩きます。 4.体調が悪いときは、中止します。 体調が悪いときに無理して歩くと、逆に血圧を上げてしまう可能性があります。 また、天気が悪い時に歩いても、滑って転んで怪我をしてしまう可能性があるので、ウォーキングは控えます。...
運動をして高血圧を治し、成功したCさんの体験談です。 Cさんは、76歳の男性で身長162cmです。 Cさんは、4年前に体重52kg、血圧170/100mmHgで高血圧と診断されました。 治療は、薬物療法と生活習慣の改善をすることにしました。 そして、次のような改善を行いました。 Cさんは、朝の血圧が高いため、朝飲んでいた薬を夜飲むようにしました。 夜、薬を飲むことで朝の血圧が上がるのを抑えられるのです。 さらに、運動として週4?5回は、近所の里山に行き、およそ1時間のウォーキングをしています。 治療を開始した2年後には、血圧が安定しコントロールできるようになったので、薬の量を半分に減らしました。 現在では、体重46kg、血圧136/70mmHgと正常の血圧を維持しています。...